80億分の1 ゲームで生まれる

アジアに生まれるということ

パキスタンに生まれたら

世界の赤ちゃんの19人に1人がパキスタンで生まれています。日本で赤ちゃんが1人生まれるあいだに、パキスタンでは約9.7人が生まれます。数字と、ゲームの中で生きられた人生から、パキスタンに生まれるということを考えてみます。

19人に1人パキスタンに生まれる確率
18,858人1日あたりの出生数
67.9歳平均寿命(日本 84.1歳)
56.0人5歳未満の死亡・千人あたり(日本 2.4人)

パキスタンという国

パキスタンは人口が2億5000万人を超える国で、出生数では世界4位。80億分の1では19人に1人の確率で出る、とても「出やすい」国です。合計特殊出生率は3.55と、このページで取り上げる9か国の中で最も高く、子どもや若者が非常に多い国です。

その一方で、生まれた子どもの5.6%が5歳を迎えられません(千人あたり56.0人、日本の23倍)。成人の識字率は58.9%、成人の平均就学年数は4.3年で、学校に通い続けられるかどうかは、性別や家庭の経済状況、都市か農村かによって大きく左右されます。女性の労働参加率は24.0%にとどまります。ゲームでパキスタンに生まれると、進学をめぐる選択がとりわけ重い意味を持つことに気づくはずです。

日本と比べると

指標パキスタン日本
生まれる確率19人に1人187人に1人
年間出生数6,887,790人706,660人
平均寿命(男性)65.5歳81.1歳
平均寿命(女性)70.3歳87.1歳
5歳未満の死亡(千人あたり)56.02.4
80歳まで生きる割合28%70%
合計特殊出生率3.551.15
1人あたりGDP(購買力平価)6,600ドル55,400ドル
都市に住む人39.5%92.3%
農業で働く人36.2%2.8%
成人の平均就学年数4.3年12.7年
18歳未満で結婚した女性18.3%0.5%
女性の労働参加率24.0%55.9%
人生の満足度(0〜10)4.96.1
データ:ゲームに収録されている各国の統計(国連 世界人口推計2024年版、国連 子ども死亡率推計グループ、世界銀行 世界開発指標、WHO、ユネスコ、ILO、UNICEF、World Happiness Report 2025)。80歳まで生きる割合は、これらのデータからゲームが作る生命表による計算値です。

パキスタンで生まれた子どもが80歳の誕生日を迎える割合は28%、日本では70%です。ただし、これは国全体の平均です。ゲームでは同じ国の中でも、家庭の暮らし向きや都市か農村かによって、確率がさらに上下します。

ゲームの中で、パキスタンに生まれた人生

80億分の1にパキスタンで生まれた赤ちゃんを12人分、プレイヤーなしで最後まで生きてもらい、亡くなった年齢の順に並べました。そのうち、短めだった人生、真ん中あたりの人生、長めだった人生の3つを紹介します。

短めだった人生農村部生まれの女の子

家庭
裕福な家庭
学歴
高校卒業
仕事
販売員
家族
結婚した、子ども3人
最期
71歳で亡くなった(心筋梗塞)
古い上着の内ポケットから、五年ほど前に自分自身から隠したお金が出てきました。35歳の年の記録より

真ん中あたりの人生農村部生まれの男の子

家庭
裕福な家庭
学歴
高校卒業
仕事
マネージャー
家族
結婚した、子ども4人
最期
81歳で亡くなった(脳卒中)
古い上着の内ポケットから、五年ほど前に自分自身から隠したお金が出てきました。42歳の年の記録より

長めだった人生農村部生まれの女の子

家庭
裕福な家庭
学歴
小学校
仕事
従業員を抱える事業主
家族
結婚した、子どもはいない
移住
カナダへ移り住んだ
最期
85歳で亡くなった(老衰、眠っている間に)
引っ越しの途中で、古い手紙の入った箱を見つけました。「ちょっとだけ」と床に座り込み、立ち上がったのは二時間後でした。38歳の年の記録より

名前や出来事はゲームが作ったもので、実在の人物とは関係ありません。どの出来事がどのくらいの頻度で起こるかだけが、その国の統計に従っています。引用はゲーム内の年代記の文章です。

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