短めだった人生農村部生まれの女の子
- 家庭
- 最も貧しい家庭のひとつ
- 学歴
- 博士号(社会科学)
- 仕事
- 公務員
- 家族
- 結婚した、子どもはいない
- 最期
- 64歳で亡くなった(結核)
結婚しました。ささやかですが、温かいお祝いでした。30歳の年の記録より
アジアに生まれるということ
世界の赤ちゃんの14人に1人が中国で生まれています。日本で赤ちゃんが1人生まれるあいだに、中国では約13.5人が生まれます。数字と、ゲームの中で生きられた人生から、中国に生まれるということを考えてみます。
中国は長いあいだ世界一の人口を抱えてきた国ですが、生まれてくる赤ちゃんの数では、すでにインドに大きく引き離されています。ゲームのデータでは中国の年間出生数は9,538,761人で、インドの41%ほどです。1980年前後から続いた一人っ子政策は2016年に二人っ子政策へ、2021年には三人目の出産も認める方針へと改められましたが、出生は回復していません。合計特殊出生率は1.01と、日本の1.15をも下回っています。
都市化の速さも中国の大きな特徴です。都市に住む人の割合は66.3%に達しましたが、農業で働く人もまだ21.7%います。親が都市へ出稼ぎに出て、農村で祖父母に育てられる「留守児童」は、中国社会の大きな課題として知られています。高等教育の総就学率は76.9%と日本(64.5%)を上回る一方、成人の平均就学年数は8.0年で、日本の12.7年との差は、上の世代ほど学校に通えなかったことを物語っています。生まれた場所が都市か農村かで、子どもの見通しが大きく変わる国だと言えるでしょう。
| 指標 | 中国 | 日本 |
|---|---|---|
| 生まれる確率 | 14人に1人 | 187人に1人 |
| 年間出生数 | 9,538,761人 | 706,660人 |
| 平均寿命(男性) | 75.2歳 | 81.1歳 |
| 平均寿命(女性) | 81.0歳 | 87.1歳 |
| 5歳未満の死亡(千人あたり) | 5.7 | 2.4 |
| 80歳まで生きる割合 | 53% | 70% |
| 合計特殊出生率 | 1.01 | 1.15 |
| 1人あたりGDP(購買力平価) | 29,300ドル | 55,400ドル |
| 都市に住む人 | 66.3% | 92.3% |
| 農業で働く人 | 21.7% | 2.8% |
| 成人の平均就学年数 | 8.0年 | 12.7年 |
| 18歳未満で結婚した女性 | 2.8% | 0.5% |
| 女性の労働参加率 | 59.1% | 55.9% |
| 人生の満足度(0〜10) | 6.1 | 6.1 |
中国で生まれた子どもが80歳の誕生日を迎える割合は53%、日本では70%です。ただし、これは国全体の平均です。ゲームでは同じ国の中でも、家庭の暮らし向きや都市か農村かによって、確率がさらに上下します。
80億分の1に中国で生まれた赤ちゃんを12人分、プレイヤーなしで最後まで生きてもらい、亡くなった年齢の順に並べました。そのうち、短めだった人生、真ん中あたりの人生、長めだった人生の3つを紹介します。
結婚しました。ささやかですが、温かいお祝いでした。30歳の年の記録より
古い家族写真をスキャンしました。一枚では、若い両親が何かを笑っています。それが何だったのか、もう知ることはできません。44歳の年の記録より
定期の精密検査は、すべて異常なしでした。試験に受かったような気持ちで、病院を出ました。40歳の年の記録より
名前や出来事はゲームが作ったもので、実在の人物とは関係ありません。どの出来事がどのくらいの頻度で起こるかだけが、その国の統計に従っています。引用はゲーム内の年代記の文章です。