80億分の1 ゲームで生まれる

アジアに生まれるということ

中国に生まれたら

世界の赤ちゃんの14人に1人が中国で生まれています。日本で赤ちゃんが1人生まれるあいだに、中国では約13.5人が生まれます。数字と、ゲームの中で生きられた人生から、中国に生まれるということを考えてみます。

14人に1人中国に生まれる確率
26,116人1日あたりの出生数
78.1歳平均寿命(日本 84.1歳)
5.7人5歳未満の死亡・千人あたり(日本 2.4人)

中国という国

中国は長いあいだ世界一の人口を抱えてきた国ですが、生まれてくる赤ちゃんの数では、すでにインドに大きく引き離されています。ゲームのデータでは中国の年間出生数は9,538,761人で、インドの41%ほどです。1980年前後から続いた一人っ子政策は2016年に二人っ子政策へ、2021年には三人目の出産も認める方針へと改められましたが、出生は回復していません。合計特殊出生率は1.01と、日本の1.15をも下回っています。

都市化の速さも中国の大きな特徴です。都市に住む人の割合は66.3%に達しましたが、農業で働く人もまだ21.7%います。親が都市へ出稼ぎに出て、農村で祖父母に育てられる「留守児童」は、中国社会の大きな課題として知られています。高等教育の総就学率は76.9%と日本(64.5%)を上回る一方、成人の平均就学年数は8.0年で、日本の12.7年との差は、上の世代ほど学校に通えなかったことを物語っています。生まれた場所が都市か農村かで、子どもの見通しが大きく変わる国だと言えるでしょう。

日本と比べると

指標中国日本
生まれる確率14人に1人187人に1人
年間出生数9,538,761人706,660人
平均寿命(男性)75.2歳81.1歳
平均寿命(女性)81.0歳87.1歳
5歳未満の死亡(千人あたり)5.72.4
80歳まで生きる割合53%70%
合計特殊出生率1.011.15
1人あたりGDP(購買力平価)29,300ドル55,400ドル
都市に住む人66.3%92.3%
農業で働く人21.7%2.8%
成人の平均就学年数8.0年12.7年
18歳未満で結婚した女性2.8%0.5%
女性の労働参加率59.1%55.9%
人生の満足度(0〜10)6.16.1
データ:ゲームに収録されている各国の統計(国連 世界人口推計2024年版、国連 子ども死亡率推計グループ、世界銀行 世界開発指標、WHO、ユネスコ、ILO、UNICEF、World Happiness Report 2025)。80歳まで生きる割合は、これらのデータからゲームが作る生命表による計算値です。

中国で生まれた子どもが80歳の誕生日を迎える割合は53%、日本では70%です。ただし、これは国全体の平均です。ゲームでは同じ国の中でも、家庭の暮らし向きや都市か農村かによって、確率がさらに上下します。

ゲームの中で、中国に生まれた人生

80億分の1に中国で生まれた赤ちゃんを12人分、プレイヤーなしで最後まで生きてもらい、亡くなった年齢の順に並べました。そのうち、短めだった人生、真ん中あたりの人生、長めだった人生の3つを紹介します。

短めだった人生農村部生まれの女の子

家庭
最も貧しい家庭のひとつ
学歴
博士号(社会科学)
仕事
公務員
家族
結婚した、子どもはいない
最期
64歳で亡くなった(結核)
結婚しました。ささやかですが、温かいお祝いでした。30歳の年の記録より

真ん中あたりの人生地方の小さな町生まれの男の子

家庭
裕福な家庭
学歴
博士号(法学)
仕事
法律事務所のパートナー
家族
結婚した、子ども2人
最期
82歳で亡くなった(認知症)
古い家族写真をスキャンしました。一枚では、若い両親が何かを笑っています。それが何だったのか、もう知ることはできません。44歳の年の記録より

長めだった人生地方の小さな町生まれの女の子

家庭
最も裕福な家庭のひとつ
学歴
大学卒業(芸術・デザイン)
仕事
会社の取締役
家族
パートナーと暮らした、子どもはいない
最期
95歳で亡くなった(心不全)
定期の精密検査は、すべて異常なしでした。試験に受かったような気持ちで、病院を出ました。40歳の年の記録より

名前や出来事はゲームが作ったもので、実在の人物とは関係ありません。どの出来事がどのくらいの頻度で起こるかだけが、その国の統計に従っています。引用はゲーム内の年代記の文章です。

ほかのアジアの国